緊張している時や不安な時、好きな香りや懐かしい香りを嗅ぐことで気持ちが落ち着くこともありますよね。今回は昔私が体験した、香りにまつわる不思議な出来事をお話しします。
試験が終わり、自宅に戻った私はすぐに祖母の部屋へ向かいました。
「やっぱりこの匂いだ……!」生前祖母の使っていた鏡台の中には中身がほんのわずかに残った香水の瓶が残されており、その香りは間違いなくあの時のものでした。
あの会場の中で誰かが同じ香水をつけていたのかもしれませんが、真相は今となってはわかりません。あの時ふいに香った祖母と同じ香水のおかげで、私はリラックスして試験に臨むことができ
無事に第一志望の大学に合格することができました。
今でも私は祖母のおかげだと感謝しています。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator:南野ななみ
ltnライター:齋藤緑子