病めるときも健やかなるときも……夫婦であれば、具合の悪いときにこそ一番寄り添ってもらいたいはずですよね。しかし中には、自分最優先で相手を思い遣ることもできない人もいるようです。これは筆者の友人・Wから聞いたエピソードです。
病は気から
私の夫は悲しいことに超モラハラ気質です。
モラハラ気質に加えて短気なこともあり、急に怒鳴ったりふてくされて文句を言ったり……。
私がガンになり、抗がん剤の副作用で体調が優れなかったときも「病は気から!」と訳の分からないことを言い出し、労わってくれることはありませんでした。
救世主は子ども達
私には中学生の娘と小学生の息子がいます。
私が病気になってからというもの、本当に良く助けてくれました。
慣れない家事を手伝ってくれたり、買い物の重たい袋を持ってくれたり……子ども達に助けられて、何とか生活をしていました。
そんな状況でも夫は何もせず。ただ文句ばかりを言う最低男だったのです。
病人気取り
ある日、体調が優れなかった私はベッドで休んでいました。
気遣ってくれた子ども達が、一生懸命夕飯のカレーを作ってくれていました。
そこに夫が帰宅。
せっかく子ども達が作ってくれたカレーを見て「俺は昼もカレーを食ったんだ!」などと文句をつけ始めたのです。
そして休んでいる私のベッドまで来てこう言い出しました。
「いつまで病人気取りなんだ! 飯ぐらい作れるだろ!」