「推し」がいると、毎日の生活にハリが出るなど、良いこともたくさんあるのですが……。今回紹介するのは、友人のK奈から聞いた、推しに入れ込みすぎて大切なことを見失ってしまった女性のエピソードです。
シンママの義妹が韓国アイドルにハマった結果……
これは我が家と義実家の間で、実際に起こった出来事です。
義実家には、5歳の娘を連れて出戻ったシングルマザーの義妹が義父母と共に住んでいました。
実家に出戻った時には子煩悩だった義妹が、いつからか韓国アイドルにハマり、コンサートのために泊まりで遠征するように。
家にいる時も動画ばかり見て、義父母に娘の面倒を見させていたそうです。
ある日、義父母に「もう面倒見きれない」と言われた義妹が、私に「3日間娘を預かってほしい」と言ってきました。
もちろん断りましたが、当日の朝インターホンが鳴り、玄関ドアを開けると義妹の娘が一人で立っていました。
義妹が連れてきて、娘だけ残して去っていったのです。
(可哀想だけど、ここで預かったらずっと預からないといけなくなるよね……)
私は考えた末、義実家に連絡することに。
電話に出た義母に事情を話し、「誰も迎えに来ないのであれば児童相談所に連絡するしかない」と告げると、慌てて迎えに来ました。
「もうあの子(義妹)には母親は無理かもしれない……」と呟いた義母は、明らかに憔悴していました。