自分はなにもしないのに、理不尽なことで文句を言うモラハラ夫。そんなモラハラ夫の言いなりになっている妻が反旗を翻すときが……! 今回は私の友人A子から聞いた、モラハラ夫のエピソードを紹介します。

食事の文句を言うモラハラ夫

専業主婦A子の夫は典型的なモラハラ夫。共働きなのに、家事や中学生になる娘のことはすべてA子任せ。にもかかわらず、特にA子が用意する食事についての文句が非常に多く、A子はうんざりしていました。

夫は夕食が一汁三菜でないと「おかずが足りん!」と言って不機嫌になります。また、メインが魚料理だと「もっと旨い肉を食わしてくれよ!」「おれは魚が嫌いなんだ」などと毎度小言を言ってきます。「こっちは少ない生活費で節約しながら作ってるのに」と反論したいA子でしたが、夫には口が裂けても言えません。口論になるのが目に見えており、すべてが面倒くさいと失望していたからです。

妻の思いもよらぬ一言

中学生の娘は、いつもなぜ母親が父親と離婚をしないか不思議に思っていました。ある晩、夫はいつものように食事の文句をタラタラ。それを聞いていた娘が耐えきれず、「こんなに文句ばっかり言う人となんで離婚しないの? 私なら絶対に離婚する!」とA子に向かって言ったのです。するとA子は、「他人だから」とごくごく自然に口から出てしまいました……。

普段はどれだけ文句を言っても言い返してこないA子が発したまさかの発言。あまりにも無表情な妻の顔からも本気度が伝わり、夫はさぞかしびっくりしたことでしょう。