自分の妻のことをまるで召使のように扱うモラハラ夫もいますよね。私の友人A子は、そんな夫に悩む女性の1人ですが、A子には強力な助っ人がいるのです。今回はA子から聞いた、理不尽な要求をしてくる夫に、息子の何気ない一言がきっかけとなり、A子が自分の気持ちを伝えることができた話を紹介します。
5歳の息子が一言
しかし、そのとき、息子が「パパ、もうママと『いただきます』したよ!」と食事の時間に遅れてきた父親に向かって話しました。これには夫もびっくりしてなにも言い返せない様子。
いつもは仕方なく夫の言いなりになっていたA子でしたが、この日はここぞとばかりに「遅れてきたのはパパなんだから自分で温めたらどうですか?」と無表情で言いました。夫はしぶしぶ自分で味噌汁を鍋に戻し、再度温めていました。
この出来事を通じて、A子さんは「いつも我慢ばかりしていたけれど、自分の気持ちを伝えてみてもいいんだ」と気づいたそうです。完璧な解決とはいかないまでも、この小さな一歩が、きっと夫婦の関係を変えるきっかけになるでしょう。多くの人が経験する、日々の小さなすれ違い。このお話が、誰かにとっての勇気になれば幸いです。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:ichika.K