「赤ちゃんが欲しいのに……」自然妊娠の難しさに悩むご家庭もあるかと思います。今回は、不妊治療を頑張っているところに非常識な行為をされてしまった筆者の友人Fさんのエピソードをご紹介します。

突然始まる、育児マウントと野放し

お茶をしながら世間話をしていると、あろうことかWちゃんは、家の中を物色し始めます。

「あ、先輩、こんなところにこれがあったら危ないですよ〜これじゃ赤ちゃんもやってこないですよ〜♪」と、Fさんが傷つくような発言をし、「子供なんてめんどくさいだけですよ〜」と、不妊治療中の人にはご法度の言葉を次から次へと言い続けるのです。

しかも、連れてきた子どもたちを家の中で好き勝手野放しにしていて、勝手に寝室に入られ冷蔵庫も開けられる始末。
2時間もすると流石のFさんも堪忍袋の尾が切れて「帰って!」と大きな声を出して、Wちゃん親子を家から追い出したのでした。

久しぶりに大きな声を出したことでFさんもタガが外れたようになりました。近所に住む友達に愚痴を聞いてもらい、実の姉にも不満を吐き出し、夜帰宅してきた夫にも今日会ったことを話して、なんだかすごくスッキリした気持ちに。

その1ヶ月後、おめでたいことに妊娠が発覚! 嬉しい反面、先走り過ぎないように、周りへの妊娠報告は慎重にしようと思いました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:南さおり