生まれたばかりの赤ちゃんには母親から譲り受けた免疫があるといいますが、もちろん感染したら危険な病気もあります。自分が何らかの感染症にかかっていたら、よその赤ちゃんにうつさないように気を付けるのが当たり前ですよね。今回は生まれたばかりの赤ちゃんが感染症の危険にさらされた経験のある、私の知人Aさんに聞いたお話です。
平日のスーパーにいた理由
「そういえば今日は幼稚園お休みしたの? 」
Aさんはふと、ママ友の子がスーパーにいるのを不思議に思い、そう尋ねました。
「そうなのよ。熱が出たから病院行ったら、水ぼうそうだって言われてさー。まだブツブツは出てないみたいなんだけど」
「え、水ぼうそう!?」
「そうそう、最近流行ってるみたいで」
ママ友の言葉を聞き、Aさんは開いた口が塞がらなくなってしまいました。水ぼうそうに感染している子どもに、赤ちゃんを触らせようとしたなんて。
赤ちゃんに水ぼうそうがうつると重症化する危険性があるそうです。Aさんはそれを知っていたので、慌ててママ友に別れを告げ、その場を去りました。
幸い赤ちゃんにはうつらなかったものの、感染力の強い病気の子どもに赤ちゃんを触らせようとするのは非常識すぎると感じ、その後のお付き合いは控えるようにしました。
Aさんはそれ以降関わることはありませんでしたが、共通の知り合いからそのママ友が同じようなトラブルを起こして退園したと聞いたそうです。
感染力の高い病気にかかった子どもは、あまり連れて歩かない方が良いですよね。特に、まだ免疫力のついていない赤ちゃんに接するのは控えましょう。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:齋藤緑子