突然襲ってきては、人々を混乱させ恐怖に落とす<自然災害>。被害に遭われた方のことを想うと、胸が締め付けられますよね。しかし、なかには人の気持ちを踏みにじる悪党がいることも。これは筆者の友人から聞いた、絶対に許せない話でした……。
なんだか怪しい雰囲気になり、断ったら切られた
話を聞いていくうちに、だんだん雲行きが怪しくなっていったのです。
「募金するなら口座名を教えて」
「物資を送るなら住所を伝えてくれれば受け取りに行く」
そこまで教える必要が果たしてあるのか、不安に感じるようになっていました。
たまたまスピーカーで話していたこともあり、一部始終を聞いていた家族たちも訝しげな表情で首を振ってきます。
そこで思い切って
「やっぱり何もできることはない」
と申し訳なさそうに伝えると……。
「アンタ最低だな」
「人の心がないんだろ」
暴言を吐かれた末にチッと舌打ちされて、一方的に切られてしまったのです!
これには私も家族も、少なからずショックを受けました。
支援団体を装った詐欺電話だった!
急な男性の態度の変化に、悲しさと不信感だけが募りました。
そこで、家族と話し合い警察に相談することに。
すると、どうやらそのような<詐欺>が横行しているようで……。
いろいろな詐欺があることは知っていましたが、あまりにも非常識すぎる手口に中々怒りが収まりませんでした。
それからは、震災をきっかけにこのような悪行が横行することもある、と周囲の人にも注意喚起しています。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい