友人から聞いた話です。友人は大のコスメ好きでデパコスしか買わないこだわり派。ある日ポーチから買ったばかりの最新のリップがなくなったのです。犯人は思いがけない人物でした。
容疑者発見
人気だしA子もデパコス買うんだなと普通に思ったのですが、やっぱりどう考えてもおかしいのです。A子はガチガチのプチプラ派で「高いデパコス買うぐらいなら、プチプラ化粧品10個買うわ!」と豪語していたので、まさか並んでまで高級化粧品を買うわけがない。A子がデパコスの最新の高級リップを購入するなんてとっても珍しいことなのです。
そう思った瞬間、友人は思い出したのです。A子に化粧ポーチを持っていてと頼んだことを。
しかし、A子に盗まれた確証はありません。友人の中で黒に近いグレーとなったA子に、ちょっと細工をしてみることに。別の日にちょっと古い別のリップを全て繰り出し、根元に×を刻みをポーチに入れて、またA子に持っていてと頼んでみたのです。
容疑者確保!
するとまたリップがなくなっていたのです。これは間違いないと思った友人は、A子に直接聞いてみました。
友人「ちょっと、私のリップを返してくれる?」
A子「わ、わ、私が盗むわけないじゃん! 証拠もないのに何を言うのよ!」と激怒。
そこで友人は種明かし。仕込んでいた×印をA子に見せたのです。罰が悪そうにしていたA子。
友人「前もやったでしょ!」
A子「ひどい! なによーーー!」と激怒していたのですが、人の口紅を盗むなんて気持ち悪いので、リップは2本とも買い取ってもらいました。何か理由があったのかもしれませんが、どうしてこんなことをしたのかは今でもわかりません。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:鈴木まさ美