会社の傘立てに傘を入れておいた友人。なんとその日のうちになくなってしまいました。社内だし、誰かが間違えて持って行ったのならしばらくしたら戻ってくるかなと楽観的に思っていたのですが、傘は戻って来ませんでした。すると意外なところで傘との再会を果たしたのですが……。何があったのか友人から聞いた話をご紹介します。
傘発見!
ある日会社の飲み会に参加したときのことです。そこで友人は、なくした傘と再会を果たしました。なんと傘は、他部署のA子が持っていました。A子が持っていた傘ではありましたが、友人は間違いなく自分の傘だと確信していたのです。
友人「あ、これ私のなんだけど」
A子「はぁ? 失礼な人ね! 何言ってんの!? 私が自分で買ったのよ!」と激怒。
友人は「ちょっと見せて」と言い、傘をチェック。傘をまとめて留める帯の裏を確認しました。すると赤い糸で破れたところが補正されていたのです。友人が購入した傘は、ほつれがあったために新品だけどセール品として販売されていました。
怒るA子
店員さんからも「このようになっていて……」とほつれがあることの説明を受けて購入しており、友人が自分でほつれを縫ったそうです。A子が傘をさそうとしているとき、赤い縫い代が見えたため、友人は間違いないと思いました。
友人「これ、ほつれていたんだけど、私が縫っているから!」と指摘。
A子「え!? え、やだ。ぐ、偶然じゃないの! もうなんなのよ!!!」
A子は怒りに任せて傘をぶん投げて帰っていったのでした。
何か理由があったのかもしれませんが、人の傘を勝手に自分のものとして使うのはよくないですよね。無事に傘が戻ってきてよかったです。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:鈴木まさ美