「何でも言ってね」というセリフを真に受けてしまうと、相手によっては信じられない事態に陥ります。自分から言い出したのに、責任転嫁をされてはたまったもんじゃありませんよね。これは筆者が次男の妊娠中に体験した姑とのエピソードです。

収まらぬ文句

姑が長男に「ママが良い」と言われてショックだったのはわかります。でも入院中一度も私と会えなかった長男にしてみれば、ついもれてしまった本音だったんでしょう。

姑の怒りはなかなか収まらず、ついには怖がって息子が泣き出す事態に。私はお迎えのお礼を言った後、あまりの非常識さに腹が立ったので、交通費を渡し帰ってもらいました。

お付き合いは……

確かに甘えすぎたかな、と反省している部分はありますが、自分から「何でも言って」「頼ってね」と言い出したのに、ちょっと思い通りに行かないことがあったからといって、あそこまで言われる筋合いはありません。

妊娠中の私のことを気遣ってくれ、長男の面倒までみてくれて、迎えに行ってくれたのはとてもありがたかったのですが、姑の本性が見えた気がして、あの日から私は姑とのお付き合いをしないようにしています。ちなみに長男も「おばあちゃん怖い」といって義実家に寄りつかなくなりました。

次男が産まれた後も、私は姑に何かをお願いすることはしていません。姑の「何でも言ってね」の気持ちを受け取る難しさを考えさせられた出来事でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K