嫁・姑の関係は難しいものです。ルールや常識が異なる世界で生きてきた人が分かり合うには、時間とお互いを認め合う気持ちが必要ではないでしょうか? これは筆者の友人・Fから聞いた、時代遅れの姑とのバトルエピソードです。
男尊女卑
私は地方出身の夫と結婚し、首都圏から地方へ移住しました。その地域は昔の風習が色濃く残っていて、特に義実家の両親は「男が一番!」という考えが根付いていました。
結婚して2年目を迎える頃、私たち夫婦は待望の赤ちゃんを授かることができました。さっそく義実家へ報告へ行くと、姑は喜ぶ様子もなく「あなたは長男の嫁なんだから、男の子をお願いね。」と一言。妊娠を喜んでいた私たちには、とてもガッカリする態度を取られてしまいました。
産まれたのは女の子
子どもは女の子でした。出産後、義両親はお祝いを持ってきてくれましたが、「男の子だったらこんなもんじゃないんだけどね~。」と嫌味たっぷり……。
義両親が帰った後、中身を見ると汚い千円札が1枚だけ。あまりの扱いに私は夫と相談し、子どもが嫌な思いをするのはかわいそうなので、義両親には関わらないようにしようと決めたのです。
舅の認知症
娘が小学校5年生になった頃、舅が認知症を発症してしまいました。義両親はもともとあまり仲が良くなかったため、夫に連絡が入り、私に舅の面倒をみるように言ってきたのです。
親族が集まって話し合いをするというので義実家へ行くと、私は姑に「男の子を産まなかっただけで嫁としての資格はないんだから、こういう時に役に立ちなさい!」と言われました。
娘のいる前で何てことを言うんだろうと腹立たしく思っていたとき、思わぬ助け船が入りました。