職場恋愛でお付き合いしていた彼と結婚した友人のKちゃんから聞いた話です。すぐにでも子どもがほしいと思って妊活を始めるもなかなか授からず焦るKちゃんに、夫と姑はそろってなぜかいつも優しすぎる態度を見せることに違和感を感じ始めていました。

姑からも説得をお願いしてみると

夫との結婚生活に不満があるわけではなかったのですが、やはりKちゃんにとって結婚したら子どもを持つというのが夢でもありました。

結婚から数年、自然には妊娠しないことに焦るKちゃんはある日、乗り気でない夫に不妊治療に協力してくれるよう姑からも説得してほしいと頼んでみたのです。

最初は、「そんなに焦らなくても授かりものだからね」と言っていた姑でしたが、Kちゃんのどうしても子どもが欲しいという熱意を知って観念したようでした。

そんな大事なことを隠していたなんて……

その場にいた夫と2人で顔を見合わせて話し出した内容は、Kちゃんにとってあまりにもショックなものでした。

実は、夫は幼い頃の病気の治療の影響で子どもができない体だったのです。

婚約した時に結婚相手のKちゃんに話すべきところを姑に止められ、内緒で結婚したというのです。

これにはKちゃんも頭が真っ白になり、Kちゃんの両親も大激怒。

結婚してからわかったことなら、Kちゃんも受け入れられたかもしれませんが、事実を隠して結婚したことにはやはり許せない気持ちが湧いてきました。

言い出しにくかったという気持ちもわかりますし、子どもがすべてというわけではありません。ですが、悩みに悩んだKちゃんは結局夫とは離婚。今は別の人と再婚して子どもにも恵まれ新たな生活をスタートしています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kumi.M