世の中には、物事が自分を中心に回っているとでも思っている人がいるもの。
さらに恐ろしいことに、話が通じないなんてこともあるのです。同じ人間なのに不思議ですね。
今回は筆者の知人A子さんから聞いたお話をご紹介します。

毎年楽しみの帰省。広い座席でゆっくり過ごしたい

都内で一人暮らしOLをしているA子さん。
毎年年末になると、実家に帰省してゆっくり過ごしていました。

実家には両親だけでなく、兄妹の家族も大勢集まります。
皆の分のお土産やリクエストの品を沢山買いこむので、いつもキャリーケース+大きなカバンという大荷物になってしまうのです。

その為、毎年わざわざ最前列の席を予約していました。
最前列の席は、目の前の足元が普通の席よりかなり広いのです。
一度普通の席で荷物の出し入れに苦労したことがあったので、必ず最前席を予約することにしていました。

そこ私の席なんですけど?? 楽しそうな謎の親子

いつもより仕事が終わるのが遅くなってしまい、新幹線のホームに着いたのは出発ギリギリでした。
なんとか乗車し、ホッとしながら自分の席を探しました。

自分の席を見つけたのですが、A子さんの頭の中は「???」状態。
どうしてかと言うと、何故か自分の席に知らない親子が座っていて、堂々とお菓子を広げて食べていたからです。
それも床やテーブルの上のあちこちに散らばっていて、まるで我が家にでもいるように寛いでいました。

「すいません、そこ私の席なんですが。間違っていませんか?」

そうA子さんは声をかけたのです。
すると、親の返答は予想外のものでした。