筆者の弟の体験談です。弟は、今は痛風もちの中年オヤジなのですが、幼い頃は体つきが小さくて弱く、食が細い子どもでした。心配した両親は大病院を走り回りましたが、特に原因は見つからず。ところが40歳少し前に、妻に勧められて行った検査で、とんでもない事実が発覚したのです……!
ほとんど食べられるものがない!?
アレルギー反応が出たのは、乳製品、小麦、肉、米、野菜……。
そうです、ほぼ全ての食べ物にアレルギーが有ったのです。
これにはお医者さんもびっくり。「どうします?」と聞くお医者さんに、弟は「ここまで出たら、食べるものなくなりますから、気にしません!」と宣言したそう。
そこで抗アレルギーの薬を処方してもらったうえで、普段どおりの食生活を送っています。
科学が今ほど発達していなかった昔は、噴水のようにミルクを吐き出す我が子を前に、両親は悲しみに暮れたようでした。
でも今では、すっかりお腹の出た痛風オヤジのお気楽ぶりに、肩の力がすっかり抜けたようです。
(痛風は、大好きなビールの飲みすぎのせいです。)
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Itnライター:田中つぐみ