結婚し子どもを授かったからといって、誰でも良き父になれるわけではありません。これは筆者の友人Kさんの家庭で起きた、家族の形が崩れていく中で下した、ある決断の物語です。

夫が激怒

息子を連れて帰宅すると、夫はすでに帰宅していました。私の顔を見るなり「俺の飯はどうした! 子どもと俺とどっちが大事なんだ!」と思いきり怒鳴ってきたのです。

息子はまだ赤い顔をしてフラフラしている状態なのに、息子の心配よりも自分のご飯を優先するなんて……私はついに堪忍袋の緒が切れ、夫にこう言い返しました。

「決まってるでしょ! こんな時にまで自分のことしか考えられない人より、息子の方が絶対に大事だよ!」

覚悟

今まで我慢してきた想いが一気に爆発し、私は息子を連れて実家に帰りました。以前、相談した際は「何かストレスがあるんだろうから我慢しなさい」と言っていた両親も、息子の容態と夫の振る舞いを聞き、私たちの帰宅を温かく受け入れてくれました。

夫は私が怒鳴り返したとき、ポカンとした顔をしていました。きっと今まで言い返すことをしなかった私の反撃に驚いたのでしょう。

後日「子どもが生まれてから、自分を後回しにされて寂しかった」というメッセージが届きました。もしそれが本心だったとしても、その寂しさを家族への攻撃に変えていい理由にはなりません。義実家の両親にも今までのことを全て伝え、私は離婚に向けて動き出す覚悟をしました。

新しい一歩

その後、話し合いを経て無事離婚が成立しました。話を聞いた義両親は激怒! 元夫は勘当され、今では一人ぼっちの生活を送っています。

当然息子に会わせるつもりもありません。
私はもう振り返らず、息子とのこれからの幸せを一番に考えて歩んでいこうと思います。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K