健康に気を付けよう……そうだオーガニック!
30代後半の「ゆらぎ」年齢から、健康に気を遣うようになった私。
毎日のお風呂グッズも、体に良いものを探していました。
そこで見つけたのが、外国製のオーガニックボディソープ。
ノンシリコンなのに汚れがよく落ち、ラベンダーの香りも癒し効果絶大です。
何より、洗った後の爽快感がたまりません。
それまで使っていた日本製品の4倍は値が張るのですが、愛用品になりました。
そのまま使い続けて数年が経ち……。
あれ? お肌が突っ張る?
気のせいでしょうか。
気がついたら、使った後にお肌が突っ張るようになってきました。
更年期に入り、ぜんそくが始まったりと、体調がすぐれない日が多い私。
「よくある体調不良のせいだろう」、と気にせずに使い続けていました。
すると、
お風呂後に、全身に猛烈な痒みが走るようになったのです。
それまで以上に、お風呂後の保湿ケアを念入りにしますが、痒みは止まりません。
そこでお医者さんのところへ走ったのです。
痒い! 痒すぎる!
お医者さんには、「原因不明のアレルギー」だと言われました。
もらったステロイド剤を塗って、ようやく痒みが止まりました。
そこで、私は気づいたのです。
このボディソープ、「汚れがよく落ちる」を売りにしているだけに、必要以上にお肌から油分を奪ってしまっているのでは? わたしの年齢肌は油分を奪われてカスカスになってしまい、痒みが起きているのでは……?
今度はドラッグストアに走りました。
やっぱりここに戻ってきた! 安いやつ!
ドラッグストアで、「うるおいを守る」安い日本製品を買って、早速使ってみました。
するとびっくり。お風呂から上がっても、お肌が突っ張っていません。痒みもありません。
カスカス肌にうるおいがわずかに残っている感じがします。
しかもそれは、オーガニックを使い始める以前に愛用していた商品でした……。
オーガニック製品のアイテムにもよりますし、個人差もあると思いますが、私の場合はこれまで使用してきたボディーソープの方が肌に合っていたようです。
「オーガニック=肌に優しく問題ない」と盲目的になるのではなく、自分に合った製品を選ぶことが大切だと気づかされた経験でした。
プライドは少し傷ついた気はしますが、安い方が合ってるなんて私らしい、と納得しています。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Itnライター:田中つぐみ