お葬式への幼い子供の参列、特に火葬場に連れて行くかどうかなどは、さまざまな理由で迷いますよね。これは、ちょうど娘が2歳の時、私の祖父のお葬式後に体験した実話です。
泣き止まない娘
娘が2歳の時、私の祖父が亡くなり、お葬式に参列しました。
もちろんお葬式の意味もわからない娘は、久しぶりに会う親戚一同に可愛がられ、大好きなおばあちゃん(私の母)とも一緒で終始ご機嫌。
しかし、全てが終了した頃から泣き始めたのです。珍しく泣き止まない娘を抱っこしてなだめながら、やっとのことで帰宅しました。
発熱と衰弱
娘が高熱を出し始めたのは、その晩からでした。
40度にも届く熱は日々娘の体力を奪い、見る間に衰弱していきましたが、病院に通っても原因が分かりません。
医者の途方に暮れた表情に、不安が募りました。
脇の下や太ももの間などを冷やし、口にできるものを何でも与えて、付きっきりで看病するも回復の兆しは見えず……。
子供の辛さに、どうすることもできない親の無力さを痛感する日々でした。