シングルマザーの知人女性に聞いた話です。知人女性は、同じシングルマザーのママ友と仲良くしていました。
しかしマッチングアプリを通じて恋人の出来たママ友は、それから彼女に対してやたらと見下すような態度を取ってくるようになったのですが……?

ですが、距離を置いて3か月程経った頃、急にママ友が泣きながら知人女性に電話を掛けてきました。
「聞いてよ~! 彼氏ってば、私以外の女性とも同時進行で交際していたのよ? マジであり得ないわよね?」
その言葉を皮切りに、こちらの都合などお構いなしに泣きながらマシンガンのように不満をぶつけてくるママ友に、知人女性は呆気に取られてしまいました。

妙薬として活かす

人の好い知人女性は、ママ友の話を聞いてあげていましたが、他の友人は違ったそうです。
ママ友は多くの友人達に、ハイスペ彼氏の自慢話とマウントを繰り返していたそうで、他の友人に電話を掛けても着信拒否されていたり、すぐに電話を切られてしまったのでした。

「辛い時こそ話を聞いて欲しい」そんな一心で、周囲にコンタクトを求めた知人女性でしたが、ここに来てようやく目が覚めたそうです。
「そうよね……。いくら何でも私、浮かれすぎだったわよね。これからは、もうあんなことはしないようにするわ!」

失恋によって知人女性は、まるで憑き物が落ちたかのように、穏やかな性格に戻ったといいます。
それを機に知人女性も「もう1度信じてみよう」と寛容な精神で、ママ友との友情をリスタートさせました。

彼女のように器の広い友人に恵まれて、ママ友は本当に幸せ者ですね!

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:六条京子