犯人が発覚!
何のことかわからなかったA子が不審に思い尋ねると、夫のB男が原因だと判明しました。
B男は「A子が姑の世話はしたくないと言っている。世話は義姉に任せる代わりに、義姉の娘はうちで預かる」と勝手なことを言っていたのです。
A子は「そんなことを言ったことはありません!」と姑や義姉に否定すると、2人は戸惑った様子を見せました。
実は、B男はこれまでも「A子は帰省をストレスに感じている」「A子は義姉のことを苦手と言っている」などと、言ってもいないことを義家族に伝えていたのです。
夫が嘘をついた理由とは?
A子はB男に「なんで嘘をついたの!? 」と怒りましたが、B男は「A子の本音を代弁しただけ」と言い、悪びれる様子がありません。B男は「世の中の嫁はみんな義実家が嫌い」と思い込んでいて、自分は嫁が言いにくいホンネを代弁してあげている良い夫だと主張するのです。
夫の勝手な思い込みが原因で義実家とギクシャクしていたことがわかったA子。
B男に「私は義実家と仲良くしたいと思っている。B男の考えは偏っている」と伝えましたが、「気を遣わなくてもいい。大丈夫、俺はわかっているから」と理解してくれません。
聞き入れてくれないB男に、A子はついにキレました。
妻の怒りの反撃!
A子は勝手に推測したB男の『ホンネ』を周囲に代弁して反撃しました。
「お給料がいい転職先を探している」と親戚に伝えたり、「酒癖が悪いから今後の付き合いを考えたいと思っている」と友達に伝えたり。プチトラブルが起こるような発言をわざとしたのです。
B男はA子に「いい加減にしろ!」と怒りましたが「なんで怒るの? 私はB男が言いにくいホンネを代弁してあげたのに」と被害者ぶりました。
「そんなこと思っていない!」とB男が主張しても「大丈夫、私だけはわかっているから。無理しなくてもいいのよ?」と流して無視しました。
B男はようやく自分の行為に問題があったことに気付きましたが、「よかれと思ってやったのに」とふてくされた態度を見せました。
A子は「相手が望んでいないなら、善意であっても迷惑行為!」と一喝。きっちりとしかりつけ、反省を促したそうです。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:江田愉子