結婚をすると、義実家の価値観に驚かされることは少なくありません。でもそれがあまりにも理解できない場合は、お付き合いするのも難しくなりますよね。これは筆者の友人・F子から聞いた驚きのエピソードです。
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地方の義実家

私の義実家は昔の風習が強く残る地域にあります。この令和の時代にあり得ない男尊女卑が根強く残っていて、馴染むことができませんでした。

姑は自分の家のしきたりや風習を、嫁の私に教えたかったらしく、いろいろと話をしてきましたが、どれも嫁イビリに近いものばかり……。

結婚して5年が経った頃、初めて泊まりで帰省したときに、あまりの違いに驚かされることになりました。

「女はここよ」

帰省をしてみると、案の定なんでもかんでも男性が優先で、女性は二の次になるという妙なしきたりに出くわしました。姑はこのしきたりを利用し、食事をする場所も「女はここなのよ」と土間で食べさせられ、お風呂は集まった親戚が10人近く入った後。寝る場所も夫とは別の場所で、布団部屋のようなところに寝かせられました。

あまりの事態に私は夫に「帰りたい」と相談しましたが、夫はあっけらかんと「うちは昔からこうだから」と、あろうことか姑側についたのです。さらに夫は私が言ったことをそのまま姑にチクってしまったので、大変なことになりました。

できていない嫁

夫の話を聞いた姑は、ものすごい勢いで怒りました。
「嫁としてできていない!」
「私はずっとこの家でやって来た!」
確かにそうかもしれませんが、日中は女中のようにこき使われ「使えない」だの「いまどきの若い子は……」などと嫌味を言われ続けるんです。

「〇〇(夫)に聞いたけど、帰りたいって言ったそうね? 情けない嫁ね~。」と言われたとき、私はついにブチ切れてしまったのです。