イジメは社会的にも大きな問題となっています。自分の子どもが被害者や加害者になったら、あなたはどう対応しますか? これは筆者の友人・Mから聞いたイジメの被害者となった娘のために奮闘したエピソードです。

非常識な母親

話し合いは全くうまくいきませんでした。加害者側の母親は、とにかくのらりくらり。謝罪どころではなく、自分の娘に非はないとまで言い出したからです。

「子どものことは子ども同士で話し合った方が良いんじゃないですか?」
「うちの子は●●ちゃん(Mの娘)が学校休んでるって心配してましたけどぉ?」

呆れ果てた私は、夫とその場から去りました。そして本格的に裁判を起こすよう、動き始めたのです。

加害者の末路

弁護士から連絡が来た時点でようやく加害者の親は慌てて謝罪に来ました。
「そんなつもりはなかった」
「子供の将来を考えてほしい」
あまりにも身勝手な話に、民事裁判を起こすことを伝えて帰ってもらいました。

騒ぎは学区内中に広まり、娘をイジメていた子の家族は、今では親子ともども「イジメの加害者」というレッテルを貼られています。私たちの方は引っ越しを決め、これから先関わることのないようにするつもりです。小学校1年生とは言え、何か理由があったのかもしれませんが、他人の子を不登校にまで追い込んでのほほんと生活している当事者……そして謝罪もできない親ですから、蛙の子は蛙ということなのかもしれません。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K