これは私の友人から聞いた体験談です。旦那の浮気癖に頭を悩ませていた友人のもとに、旦那と浮気相手が来て、三者面談という修羅場発生。そんな夫婦の結末は意外な展開を迎えました。
浮気相手と三者面談
保釈期間中に、旦那から深刻な顔で「話がある」と言われたため、子どもを両親に預け、旦那と話をすることにしました。
旦那はあろうことか、浮気相手を自宅にまねき、急遽三者面談に……。
刑務所に服役している期間、家族か内縁の妻だけは面会に行くことが許されます。
旦那と浮気相手の言い分によると、「これから長い期間服役するわけだから、浮気相手が面会できないのは困る。」とのこと。
つまり「別れてくれ」と要求してきたのです。浮気相手はまるで私が悪者かのように、「私たちが結ばれないのはあなたが離婚しないから。」「出会うのがもっと早ければ」とすっかり悲劇のヒロインです。
きっと旦那と浮気相手は、私が泣いて縋ったり、離婚を受け入れなかったりする可能性が高く、長丁場の修羅場になると予想していたのだと思います。
嫁の思惑とは……
しかし、私はそんな2人の言い分を否定することなく、すんなり受け入れました。
私には守らなければいけない大切な子どもが2人います。
浮気三昧で挙句の果てに前科者になる旦那とどうすれば別れられるのか? と悩んでいたのです。
言い分は自分勝手極まりなく、気分のいいことではありませんでしたが、願ってもいないチャンスだったのです。
結局旦那とは離婚しました。そして旦那はというと、刑務所服役中に浮気相手に逃げられ、誰も面会に来ない数年を送ったようです。
私はというと、2人の子どもと幸せに生活を送っています。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A