筆者の知人Aさんの姑は、とても意地悪。嫁の嫌がることをするのが趣味で、Aさんはいつも困らされていたそうです。そこでAさんが思いついたのが『まんじゅうこわい大作戦』。Aさんは古典落語をヒントに意地悪姑に対抗することにしました。Aさんの作戦はうまくいったのか話を聞きました。
「海老嫌いなんですよね〜」に食いつく姑
次に姑と会ったAさんは、早速作戦を実行します。
「私、最近海老が苦手になっちゃって〜。アレルギーかもしれないんです」
姑はAさんのこの発言に食いついていました。口では「あら、かわいそうね」と言っていたものの、夕食で出たのは海老だったのです。
Aさんは本当は海老が大好物。作戦が成功した嬉しさもあって、その日の海老は格別でした。喜んで海老を食べるAさんを見て、姑は明らかに悔しがっています。
まんじゅうこわい大作戦は大成功
その後も、Aさんは姑に自分の好みを正しく伝えることはしませんでした。嫌いなものを好きだと言い、好きなものを嫌いと言って姑を惑わせ続けたのです。
姑は嫁に嫌いなものをあげるという嫌がらせができなくなり物足りない様子。Aさんはこのようにして姑の嫌がらせを跳ねのけたのです。
目の前の困難を乗り越えるのに、意外と古くから伝わる話が参考になることがあるかもしれませんね。姑が嫌がらせをしていたのには何か理由があったのかもしれませんが、Aさんにはこれからも力強く生きていってほしいものです。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:安藤こげ茶