『医者の薬も匙加減』とは『医者がどんなに良い薬を使っても、分量が適切でなければ効き目がない』という意味のことわざです。医師の処方箋を守らずに飲み続けた結果、待っていたものとは……? これは筆者が実際に経験した薬に関するエピソードです。
急に襲ってきた吐き気
鎮痛剤だけを飲むようになって半月ほど経った頃、急に吐き気に襲われるようになりました。何を食べても気持ち悪くなるので、かかりつけ医を受診することに……。
お薬手帳を出し、診察室へ入ると症状についての問診があり、頭痛外来の履歴もあったため、先生からは「鎮痛剤の飲みすぎで胃壁が荒れているんじゃないか」と言われました。
先生からの叱責
頭痛の症状がひどいときには薬が効かないように思うこと、胃薬を飲まないで鎮痛剤だけを飲むと効くような気がすることを話すと、先生は急に大きな声でこう言いました。
「医者の言ったとおりに飲まないからこういうことになるんですよ!」
私が処方された鎮痛剤は少し効果が強めのもので、胃薬を一緒に飲むことが条件になっているんだと言うのです。
「そりゃあんだけ強い薬を胃薬もなく飲んでたら、胃も荒れるよ……。」と先生。
結局さらに胃薬を処方されて「必ず一緒に飲むんだよ!」と念押しされました。
反省
その後、処方された胃薬で吐き気は改善しましたが、相変わらず片頭痛には悩まされています。頭痛外来の先生にも相談しながら、上手に付き合っていくことを覚悟しなければいけませんね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K