自分の身体の変調は、気付いていてもなかなか認めたくないものです。「歳だから」「いつものことだから」などと高をくくっていると、とんでもないことになるかもしれません。これは筆者が実際に経験した大病のお話です。
身体の不調
私は1年ほど前から、胸やわきの下に違和感がありました。しかし以前からPMS(月経前症候群)の症状がひどく、生理前は必ず体調に変化があったため、勝手にPMSだろうと思い込んでいたのです。
ある夏の日の朝、洗濯物を干そうと右腕を伸ばしたところ、わきの下にものすごい激痛が!
涙が出るほどの痛みだったので、驚いてわきの下を触ってみるとピンポン玉のような大きな腫れがありました。病院嫌いの私ですが、あまりの痛さと大きな腫れに恐怖を感じ、かかりつけの病院を受診することにしたのです。
紹介状
かかりつけ医の先生に症状を話して診察をしてもらうと、いつもとは違う真剣な表情で「すぐに紹介状書くから、大きな病院へ行った方がいい。」と言われました。
インフルエンザのときでも「薬飲めば大丈夫だよ~!」なんて言う飄々とした先生なのに、その時の様子を見て、初めて『私はヤバい病気なのかもしれない……』と思ったのです。