ババア!
そんなことを知らない姑は、しびれを切らしたように我が家へやってきて「お墓の話はどう?」と夫にすり寄ってきました。
夫は姑に対し「俺は意地の悪いババアは大嫌いだ! 俺の嫁に文句があるなら俺に言え!」と怒ってくれたのです。
これに驚いたのは姑です。溺愛してきた息子に「ババア」と言われて、あたふたしていました。姑はお墓の話を何とか了承させたかったのでしょう。急にとってつけたように私へ謝罪をし、「あなたたちに見てもらわないと困るのよ。」と泣きついてきたのです。
イジメられ続けた嫁の反撃
夫は私が話をしたとき、母親がそんな嫌な人間だったのはショックだと言っていました。陰でコソコソと自分の家族の悪口を言われたことに相当腹が立ったようです。
「私は縁を切りたいと思っているけど、あなたの母親だからあなたまで巻き込むつもりはない。」と言ったのですが「俺もそんな親ならもう知らない。」と言っていました。
「申し訳ありませんが、今後は一切お付き合いはしないつもりです。どうかお引き取りください。」
私は今までの思いをぶつけるように、姑を突き放しました。姑は最後までお墓のことをグダグダと言っていましたが、夫に家から出されてしまい、ショボンとしながら帰っていきました。
意地悪姑のその後
その後、今回の一連の話を夫が舅に話しました。舅は私たちの気持ちを分かってくれて、姑に激怒! どうやら姑は、舅にも愛想をつかされて別居することになったそうです。ひとりぼっちになってしまってかわいそうな気もしますが、自業自得ですよね。
私の子どもは息子です。将来自分が姑の立場になったときは、お嫁さんに同じような思いをさせないように注意しなければいけないと思う今日この頃です。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K