いつの時代も人々の心をつかむ、<心霊スポット>や<訳アリ物件>。【この世のものではないナニカ】に恐怖を感じる人もたくさんいるでしょう。今回は、そんなゾッとする体験をした、筆者の友人A子に話を聞きました。
ナニカいるかもしれない友人宅を訪れた
私は、昔から<この世のものではないナニカ>、きっと幽霊の存在を感じ取りやすい体質でした。
今回の話も、そんな体質に導かれてしまったのかもしれません……。
最近引っ越した友人B美のアパートに遊びに訪れた私。
以前から、
「視線を感じる」
「誰かの気配がする」
と怖がっていたB美。
しかし、B美は一人暮らし。
そんなこと、普通であれば気のせいで終わるはずですが、あまりにも落ち込む姿が気になり。
元気づけるために、B美宅でたこ焼きパーティーを開くことになりました。
はじめこそ寒気を感じたがその後は何も起こらず
当日、B美宅に入った途端、なぜか寒気が……。
腕を見ると、鳥肌が立っていました。
「やっぱり何かいるのかも」
と何だか不安に。
しかし、B美をこれ以上怖がらせるのも良くないと思い、何も言わないまま。
その後は何事も感じたりすることなく、楽しくたこ焼きパーティーの準備を進められました。
いざ、たこ焼きを焼き始めると、いつしかその違和感を忘れて楽しむようになっていたのですが。
友人がいたずらで驚かせてきた?
そのうちB美がお手洗いに、と席を立ちました。
私は、そのままリビングでお酒を飲んでいたのですが、
急にドアをガンガン叩かれたではありませんか!
びっくりしましたが、透けガラスのドアの向こうには何か影のようなものが見えました。
B美がわざと驚かしていると思った私。
「やめてよ~」
とドアを開けてみましたが……。