私の母が、私の妹を出産して間もないころに体験した話を聞きました。いつの時代も嫁姑問題は存在しますが、姑のいじわるを撃退してくれたのは意外な人物で……。

いじわるな姑から守ってくれたのは……

「どうして私は今日呼ばれたのだろう?」
「食事する資格がないと思っているのなら、呼ばなければよかったのに……。」
と姑に対して嫌な感情が生まれてきて、思わずうつむき、「ここに座っている意味って何?」と落ち込んでしまいました。

すると、横から長女が姑に向けてこう言ったのです。
「お母さん働いているよ。おばあちゃん知らないの?」

純粋な目で質問する長女に姑はアタフタ。
「孫ちゃん、知ってる知ってる! ごめんね! そういう考えの人もいるわよねってこと!」と取り繕い、「ほらお嫁さん、食べなさいよ」と食事を勧めてきました。

実は、その時の長女とは……

まさか母が嫁いびりを受けていたなんて……。姑から嫌味を言われている母に、助け船を出したのが幼い頃の筆者です。全く記憶にはありませんが、そのおかげでその後は楽しく食事できたし、スカッとしたと話してくれました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A