子どもは成長とともに親の手を離れ、いろんなトラブルを経験します。今回は、ママ友から聞いたちょっとほっこりする話をご紹介します。子どもが下校中に大ピンチを迎えますが、意外な人物が助けてくれて……?

学区の端にある我が家

小学4年生の娘の話です。

我が家は学区の端の方にあります。普段は近所の同級生と途中まで一緒に帰ってくるんですが、いつも最後は1人で帰ることになります。3年生までは通学路の途中までお迎えに行くこともありましたが、4年生に上がってからは「ママはもう来なくても大丈夫」というので行くこともありませんでした。

帰宅した娘の姿にびっくり!

いつもより帰ってくるのが遅いなぁと思っていたら、チャイムが鳴りました。娘だったら大きな声でただいま~と声が聞こえるはずなのにおかしいなと思っていたら、どうも娘の様子が変です。ドアを開けると、膝から血を流した娘が静かに泣いていました。珍しく泣いている娘と出血にパニックになりそうでしたが、ひとまず落ち着いて家の中で話を聞きました。

どうやら、その日は同級生が風邪でお休みだったのでずっと1人きり。急にさみしくなり、早く帰ろうと走っていたら何かに躓いてこけてしまったということでした。しかもランドセルの蓋が開いてしまい中身が散乱してしまったので、どうしていいかわからず起き上がれずに泣いていたんだと。それを聞いて、迎えに行ってあげればよかったと自分を責めました。しかし話には続きがありました。

ピンチを救ってくれた若者

泣いていると、若いお姉さんとお兄さんが起こしてくれて、ランドセルの中身を拾ってくれたというんです。さらに、お姉さんは膝の血を拭くためにハンカチを渡してくれて、家の近くの公園まで送ってくれたと。

泣き止んで落ち着いた娘は、ハンカチを返さないといけないし、お礼のお手紙を書く! と机に向かいました。ハンカチを洗おうと思いましたが、血がついていたので同じブランドのものを購入することにして、それをお姉さんに渡そうと提案しました。