冠婚葬祭には守るべきマナーがあり、その内容は地域によって異なることもあるようです。今回は、知人から聞いた葬儀でマナー違反を指摘されたエピソードをご紹介。お説教してくる親戚を黙らせたのは、意外な人物でした。

祖母の葬儀にマイカーで参列

A子が祖母の葬儀に参列したときのこと。彼女はマイカーで葬儀場を訪れました。
クルマから降りたA子に、険しい顔をした叔母が接近。そして「非常識よ! 何を考えてるの!?」と叱りつけてきました。

実はA子が乗っていたマイカーは、ハッピーオーラが漂うピンク色。
叔母は「派手な色のクルマは葬儀のマナー違反だ」と指摘したのです。

クルマの色にマナーはあるの?

一般的には、葬儀場に向かうクルマの色にマナーの決まりはありません。白や黒がお葬式にふさわしい色ですが、お葬式のことを考えてクルマを購入するのは難しいもの。
ラッピング施工したものや改造車は問題があるかもしれませんが、それ以外はそれほど神経質になる必要はないと言われています。

ただし、保守的な地域だと派手な色は不謹慎だと感じる人も少なくないようです。
派手な色のクルマの場合、葬儀場から離れた駐車場に停めるのがベターな方法。ところが、その葬儀場の近くにはコインパーキングはなく、クルマを移動させることができません。
A子は叔母から「あんたは前から……」と過去の出来事を持ち出され、クドクドと説教されてしまいました。

駐車場にまた派手な色のクルマが!

口うるさい叔母に反論すると、説教が長引いてしまいます。
叔母の説教に「はい」「そうですね」「ごめんなさい」の3ワードを繰り返していると、駐車場に派手な黄色のスポーツカーが入ってきました。

「またマナー違反をする不届き者が来た!」と、叔母は怒りはMAX。
A子は「タイミングが悪い人だな。この人も叔母に説教されるのかも」と思いましたが、そこから意外な展開を見せたのです。