ある日突然、職場で「仕事をサボってる」なんていうウソを流されました。しかもそれが、妬みや嫌がらせではなくて……。
筆者の友人から聞いた、ちょっと人が怖くなる話をご紹介します。

上司から「仕事サボってるって本当?」

私の職場では、仕事終わりに飲みに行くことがよくありました。
上司も一緒に行くこともあり、比較的仲の良い職場だと思います。

その日は、上司と私の2人で飲みに行きました。
すると上司から唐突に、
「仕事サボってるって本当?」と聞かれました。

根拠のない告げ口

思いもしない突然の質問にびっくりしました。

自分で言うのもなんですが、とてもまじめに仕事に取り組んでいます。

効率的に進めるのが得意なので、ほぼ残業せずに、人よりも多くの仕事を担っていました。
そしてそれは、上司も知ってるはずなのです。

絶対にそんなことはしていないと話すと、上司は
「やっぱりそんなわけないよね。実は……」と理由を話してくれました。

上司は同僚のAさんから「私さんが日常的に仕事をサボっている」と聞いたそうなのです。

「まさか私さんがサボっているとは思わなかったけど、Aさんがウソをついているようにも思えなくて。こんなこと聞いてごめんね。」と上司は話していました。

私は、Aさんと普段普通に仲良くやっています。
それなのに、そんなウソの告げ口をしていたなんて、とてもショックで人間不信になりそうでした。

上司はAさんに詳しく聞いてみる、と言ってくれました。

告げ口の理由

しばらくたって上司から飲みに誘われ、Aさんと面談した話を教えてくれました。

結論から言うと、Aさんの思い込みでした。

「あの仕事量で定時に帰れるわけがない。だからサボっているに違いない。」と思っていたそうです。

そして、私がサボっている現場を見たわけでもないのに、それが事実だと疑わず上司に告げ口したのだというのです。

Aさんは、仕事は丁寧ですが決して早い方ではなく、いつも残業していました。
だからなのか「あのスピードはおかしい。サボっていないはずがない」と思い込んだようです。