以前勤めていた職場で、経費を巡ったトラブルがありました。きっかけはひとつの小さなミスだったのに、言い方ひとつで大きなトラブルに発展して……?
筆者が勤めていた会社で起こった実話をご紹介します。
筆者が勤めていた会社で起こった実話をご紹介します。
ただの確認ミスだった!
「ほら! ここ、水増ししてるでしょ?」
となぜかちょっとうれしそうなAさんにイラっとしつつ、無視して精算書を見てみると、確かに2倍の運賃になっていました。
でも2倍になっていて当たりまえです。往復分の運賃なので。
備考欄に「往復」としっかり書いています。
つまりこれは、Aさんのただの確認ミスだったのです。
それを説明し、
「ただの、あなたの確認ミスです」と伝えました。
するとAさんの表情が一気に変わり
「あ~、そうなんだ。じゃあ、いいです。」
と、何ごともなかったかのように去ろうとしました。
人を犯罪者のように扱っておいて謝りもせず、逃げようとするAさん。
私はAさんを呼び止めて
「人を犯罪者扱いしておいて、それだけですか?」
と言いました。
Aさんはギロッとにらんで、何も言わず去って行きました。
後日、問題になる
Aさんが去ったあと、見ていたまわりの人たちは
「あの人なんなの? 失礼すぎない?」と言ってくれていました。
さらに「あまりにひどい」と上司に報告してくれた人が複数人いたらしく、
この件は後日、Aさんの行動や言動に問題があるとみなされることになりました。
後日上司を経由して、謝罪が伝えられました。
さらに経理課で、指導と研修が行われると聞きました。
結局本人から直接謝罪を受けていないのはモヤっとしますが、もうかかわりたくないですし、ここまで大事になればさすがに反省しているだろうと思っています。
まとめ
業務上、人のミスを見つけるのも必要なのはわかりますが、言い方って大事ですよね。
相手を尊重して思いやりをもって話すことは大切ですね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:橘るい