嫁・姑関係は良好であることに越したことはないですが、嫌味を言われたりバカにされたりすることが続けば、関係を断ちたくもなりますよね。これは筆者の友人・K子から聞いた嫁・姑バトルのエピソードです。
誰の血?
姑は私の息子たちの方を向いて、こう言いました。
「やっぱり大学は出ていなきゃね~! この子たちは誰の血なのかしらね!」
明らかに専門学校へ進学した我が家の長男に対する嫌味でした。私のことを文句言うのであれば我慢しますが、子どものことをここまでバカにされては黙っていられません。言い返してやろうと思ったその時です。
「だって母さんは大学出てるよ? 父さんは高卒だよね?」
と息子が姑に反撃したのです。確かに夫は高卒……息子の思わぬ反撃に私は笑いをこらえるのに必死でした。
孫差別の末路
息子は今までのうっぷんを晴らすかのように、姑に畳みかけました。
「ちなみに収入は、母さんの方が父さんより多いことは知らないの?」
「誰の血」という姑のセリフを借りれば……父親の血ですよね。私の事も含めてバカにしたかった姑は、痛いしっぺ返しを喰らいました。
明らかに孫差別をしていた義両親は、我が家の息子たちにそっぽを向かれ、その日以降、息子たちが義実家に行くことはありませんでした。
まとめ
孫を目に入れても痛くないほど平等に可愛がる……私の実家では当たり前に行われていたことが、当たり前ではない義実家。価値観の違いとは、こんなにもすれ違いを生むものなんだと実感しました。
息子たちは今、2人とも就職して頑張っています。私はそれだけで十分。いなくてもいい、いない方がいい祖父母もこの世には存在するということを学んだ出来事でした。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K