親に放っておかれる放置子。彼らにつきまとわれるとモヤっとしてしまうものの、まだ子供ゆえに放っておけない自分がいます。今回は、筆者の実体験をご紹介します。
母親の正体
その翌日、このショッピングセンターで働くママ友に、昨日出会った兄弟のことを話しました。
私「なぜか店員さんにため息をつかれちゃって」
友人「あの子たちは放置子で有名人。しかも、母親は全身ブランド固めですごく派手。何回も注意してるんだけど、同じこと繰り返すのよね」
友人の話によると、母親は「冬は暖房代がもったいないから、ショッピングセンターで遊ばせている」と言い訳までしているらしい。近くに児童館もあるし、もっと他に手段はあるでしょうに……。
他人事ながら母親には自分の身なりよりも、子供たちのためにお金をかけてほしいと思わざるをえませんでした。今日もあの兄弟がどこかで母親を待ち続けているかもしれないと思うと、胸が苦しくなります。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:花澤ひかる