どの職場にも“困ったちゃん”は存在しますが、なかなか図太いのが特徴ではないでしょうか。そのせいでこちらのストレスは募るばかり……。これは筆者が勤務していた職場の“困ったちゃん”体験談です。
仕事ができないのに被害者面?
私の勤務していた職場は、50名ほどの社員がいる営業部でした。女性と男性の比率はほぼ半々。営業先によって課が分かれていて、比較的人間関係の良い職場でした。
そんな中で1人異彩を放っていたのが、後輩のC子。
仕事で失敗して注意をするとすぐに泣き、誰かしらに注意した人の悪口を言うのです。C子のせいで嫌な思いをしている同僚は多くいました。仕事に関して少しも努力しないため、いつまでもミスが続き、上司も手を焼いているような状態でした。
新入社員の入社
ある年の4月、人員補強のためにいつもの年よりも多くの新入社員が入社してきました。営業部として15人、各課に5人ずつの配属が決まり先輩社員が指導することになったのです。
当然仕事のできないC子は指導できる立場ではありません。そのことが面白くなかったC子は、ランチに誘ったり、飲みに連れて行ったりと1人で大忙しでした。C子が新入社員に吹き込んでいるのは、おそらく部署内の誰かの悪口……変に影響されなければ良いなぁと周りは少し心配していました。
仕事のミス
そんなある日、C子は部長から頼まれていた仕事で大失態を犯しました。客先へ大きな迷惑をかける内容だったため、部長は激怒!「新入社員ならともかく、何年同じ仕事をしているんだ!」と部署の人が大勢いる前でC子は叱責を受けたのです。
するとC子は、あろうことか新入社員たちに泣きつきました。「あんな言い方ないよね? いつも私ばっかり目の敵にして!」と騒ぎ始めたのです。