食事会で気が利くアピールする同僚
30代の同僚女性のA子は、食事会のときに積極的に動いて気が利く女アピールをします。
料理のとりわけをしたり、空いたお皿やグラスを片付けたりする人はよくいますが、A子はそれとは違うタイプ。
人と差をつけたいと考えたのか、かなり個性的な行動をとってきたのです。
それは迷惑行為じゃない!?
A子はみんなでシェアして食べるサラダにドレッシングをかけて混ぜたり、料理に別添えされたソースを全体にかけたりと、みんなの意見を聞かずに勝手に判断して動くのです。
A子は食卓に出されたものは、全部かけるべきと思っているタイプ。それが彼女の常識で、かけずに食べたい人がいるとわからないようなのです。
「唐揚げに勝手にレモンをかける」論争がネットで話題になったことがありますが、A子の行動はそれを上回る迷惑度。
それでも、A子はデキる女をアピールしているつもりなのです。
他人の料理にも手を出してきた!
人にはそれぞれ味の好みがあることが理解できないA子は、さらにやらかしてくれました。
自分が食べる料理だけでなく、他人の料理にも手を出してきたのです。
人のうどんに七味をかけたり、お好み焼きにマヨネーズをかけたりと、余計なお世話ばかり。
周囲が「しなくていい」と言っても、A子は「気にしないで、こういうことは苦にならないから」と見当違いな返答をしてきます。
「そうじゃなくて迷惑なの!」とはっきり注意しても、自分がスタンダードなA子はわかってくれません。
男性社員がキレてカオスな展開に
我が道を行くA子でしたが、ある行為が男性社員のB男を怒らせてしまいました。
A子はB男が注文した石焼ビビンバを勝手にかき混ぜて「はいどうぞ!」と渡したのです。
これには周囲もドン引き……。
卵がつぶされ、ぐちゃぐちゃに混ぜられたビビンバを渡されたB男は激怒!
普段は穏やかなB男ですが、「気持ち悪いことをするな!」とキレたのです。
ところがA子は「せっかくやってあげたのに!」と逆ギレし、反省する様子も見られません。
A子とB男は言い争い、その周囲では「もうA子とは食事をしたくない」「でも、焼肉のときは役立つんじゃない?」と勝手なことをヒソヒソ。
カオスな食事会になったのでした。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:江田 愉子