浮気は男の甲斐性という言葉がありますが、そんな言葉で正当化されては、された方は気持ちが収まりませんよね。
今回は旦那さんに浮気をされて、「浮気は男の甲斐性」と言われた経験のある私の友人、Sさんから聞いたお話です。
今回は旦那さんに浮気をされて、「浮気は男の甲斐性」と言われた経験のある私の友人、Sさんから聞いたお話です。
舅の浮気が発覚
旦那さんの浮気事件から3か月後、Sさんの家にお姑さんから電話がかかってきました。
「ちょっとSさん聞いて! お父さん若い女と浮気してたのよ、しかもマンションなんか借りてやってて! 私もう許せないから追い出したの!」
その後しばらくお姑さんが電話口で騒いでいたので、Sさんはとりあえず義実家へ行くと告げて電話を切りました。
「こんにちは、お義母さん」
「Sさん! よく来てくれたわね、ほんとお義父さんったらひどいのよ……」
「お義母さん」
Sさんはにっこり笑って、お姑さんの手を握りました。
「浮気は男の甲斐性でしたっけ? あ、あと浮気される方にも問題があるとか。確かにお義母さん、あんまり色気がある方じゃないですもんね!」
そこでぱっと手を離し、呆然としているお姑さんを放置してそのまま帰ってきました。
その後、義両親は熟年離婚したとのことです。浮気は男の甲斐性と言いながら、やはり許せなかったようですね。言ったことがそっくりそのまま自分に返ってくるとは……お義母さんには申し訳ないですが、スッキリしました!
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:齋藤緑子