年賀状の作成は正月までにやっておきたい作業ですが、時間や手間がかかって大変ですよね。今回ご紹介するのは、知人から聞いた年賀状作成にまつわるエピソード。姑から面倒なあて名書きを頼まれた嫁は、知恵を働かせて反撃しました。 その思い切った反撃法とは……?

年賀状に添えたある一言

A子は宛名書きが済んだら、そのままポストに投函するように指示されていました。
つまり、A子の仕事ぶりをB美はチェックしていなかったのです。
それをいいことに、A子は年賀状に「私も高齢になり文字を書くのが大変難しくなってまいりました」と、年賀状じまいを匂わせる文言を勝手に添えて投函。
その後、素知らぬふりで「年賀状、出しておきましたよ♡」とB美に伝えたのでした。

怒る姑「勝手なことをするな!」

松の内が明けた頃、B美に多くの人から連絡が来ました。年賀状を受け取った人が、B美の体調を心配する連絡でした。
そこでA子の仕業が発覚。B美は「勝手なことをするな!」と叱りつけました。

しかしA子は「本当のことですよね?」と軽くあしらい、「自分で書けないなら辞めるべき。今後は代筆はしません」と宣言したのです。

B美は「あなたは習字が得意だから頼んだんじゃない!」と食い下がりましたが、「得意だからといって負担がないわけではありません。お義母さんは料理が得意ですが、70人分の料理作りを負担なくこなせますか? しかも無報酬で」と強い口調で言い放ちました。
この言葉に「できます」とは言えず、無言になったB美。
かなり思い切った方法ですが、A子はその後、宛名書きの作業から解放されたのでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田 愉子