体調が悪い時くらいは、家事や育児を旦那さんに代わってもらいたいですよね。しかし世の中にはその真逆の行動をとる男性も少なくはありません。今回は体調不良を旦那さんに打ち明けたことがきっかけで大変なことになった経験のある、私の知人Yさんから話を聞きました。
仮病旦那に仕返し
「そんなに具合悪いの? 大変ね、うつったら困るから私たち実家に帰りますー」
「え?」
Yさんは食べかけの夕食もそのままに、身の回りのものをまとめて子どもと一緒に家を出ました。
「じゃ、体調良くなったら連絡して」
「ちょ……困るよ!」
「私もそんなに具合が悪いのうつったら困るから。じゃあね!」
家を出てすぐタクシーをひろい、Yさんは車で15分ほどの距離にある実家に避難しました。
「すごい熱! 孫ちゃんは私が面倒みるから寝てなさい」
急に帰って来たYさんを、両親はあたたかく受け入れてくれました。
その後、旦那さんから何度も連絡がありましたが完全無視を貫いたYさん。
しばらく仕事を休み、実家でゆっくりしようと思っていたところ、翌日には旦那さんが実家に迎えにきて、土下座せんばかりの勢いで謝ってきたとのことです。
ただ、随分時間が経った今でもYさんは家に帰っていません。毎日のように旦那さんが迎えにくるそうですよ。
体調が悪い時くらいは、夫婦で助け合わなければいけませんね。仕事で疲れていたのかもしれませんが、具合の悪い妻を心配もせずこき使った罪は重いようです。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:齋藤緑子