どんな家庭環境で育っても、人にあれこれ言われる筋合いはありません。筆者の知人Aさんは男手1つで立派に育てあげられ、結婚しました。しかし、姑から片親育ちであることをバカにされ続けていたそうで……。そんなAさんから聞いた話をご紹介します。

絶品! 父から教わった角煮

そんなある日、親戚の集まりがあり料理を振る舞うことになったAさん。姑からは「片親育ちだからって失敗しないでよ」と言われていました。

Aさんが親戚のみんなに振る舞ったのは、大好きな父が教えてくれた角煮です。親戚から美味しいと絶賛してもらえたAさんは「この角煮は、父から教えてもらった味なんです」と伝えました。

すると、親戚のみなさんは「素晴らしいお父さんだね」と褒めてくれたのです。姑がいつも「この子は片親育ちだから何も知らなくてーー」などと言っているのも知っていたので、親戚のみんなは姑をたしなめてくれました。

素晴らしい父に育てられました!

親戚からたしなめられて以降、姑が片親であることをバカにしてくることはなくなりました。好意的な態度を見せてくれるわけではありませんが、Aさんは随分と快適に過ごせるようになり喜んでいます。

姑の暴言がなくなったことでAさんは、何より自分自身が「素晴らしい父に育てられたんだ」ということを再認識でき自己肯定感も上がったそうです。

Aさんがこれからも素敵なお父さんに教わったことを活かして、いい結婚生活を送れるといいですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶