子どもにとって年末年始の楽しみでもあるお年玉。でもそのお年玉の金額の決め方に条件があったとしたら……。これは筆者の友人・C江から聞いたとんでもないお年玉のエピソードです。

じゃあ、いいや

せっかくのお年玉……子ども達は楽しみにしていたのに、この提案で空気は一変。

「そこまでしなきゃいけないならいらねぇ。」
「じゃあ、いいや。」

孫たちは、成績表をみんなに見せなければいけないことが嫌でお年玉を辞退し、その年を最後にお正月は義実家に行かなくなりました。

義姉の一言

孫たちが大きくなり全員が成人した頃、義姉が義実家に呼ばれて義両親に文句を言われたそうです。「せっかくのお正月なのにみんな来ないなんて……」と言われたとか。

今までのことを不快に思っていた義姉は「お父さんもお母さんもお年玉の金額のことばっかり言うから、みんな来るの嫌なんだって! 自業自得でしょ!」と言い返したそうです。

孫に対するお年玉ですら『もったいない』と思うような義両親の薄情な気持ちは、間違いなく孫たちに伝わってしまっていました。「じゃあ、いいや。」と言った孫たちの気持ちにようやく気付いた義両親でしたが、時すでに遅し。

これからも孫たちが義実家に顔を出すことはないでしょう。老後のためにお金を取っておきたいという気持ちからかもしれませんが、義姉の言う通り、まさに自業自得ですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K