経済的困窮の原因
我が家は夫と2人の息子の4人家族。夫はとても短気でこらえ性がなく、仕事で嫌なことがあると勝手に辞めてきてしまいます。次の仕事も決まらず、収入がない月もあるほど。私も子育てと両立しながらパートで働いていますが、いつもお金に困っているような状態でした。
姑はそんな息子(=夫)をとても甘やかし、無責任な行動を咎めることもしません。「やりくりが上手じゃない嫁が悪い」とでも思っているらしく、無職の状態の夫を「疲れちゃったのよね~」と擁護することすらあったのです。
マウント感たっぷりのプレゼント
姑は、息子のことが気になるのかよく我が家にやって来ます。私が困っていたのは、姑が必ず‟何かしら”持ってくること。
「どうせ買えないんでしょ?」
と言って持ってくるのは、新品ではなく自分の使い古したものばかり。
●炊飯器→10年以上使い続けた物で内釜が剥げてボロボロ
●マットレス→ところどころに落ちないシミがある
●洋服→毛玉だらけのセーター・かかとが薄くなった靴下
●土鍋→ひびが入っていて、いつ割れてもおかしくないような10人以上で食べる大きさ
おそらく捨てるのにもお金がかかるため、不用品を持ってきているかと思えるような状態でした。(もちろん全てわからないように処分しています……)
舅の誕生日パーティー
ある日、舅の誕生日パーティーを開くことになりました。義兄家族・義姉家族も集まり、義実家は大賑わい! 楽しくみんなで話していたときに、姑が衝撃の発言をしたのです。
「これはとっても良い物なのよ! 〇〇ちゃん(私)持って帰りなさいよ。」
姑が持っていたのは、取っ手が取れかけた圧力鍋。使い古していることが一目でわかるものでした。
舅・義兄・義姉の援護射撃
みんなの手前、断り切れず困っていた私を見て、舅・義兄・義姉が一斉にこう言いました。
「そんなものあげるなよ!」
義姉はさらに怒って「自分がいらないなら捨てればいいじゃない。何でも〇〇ちゃんにあげたって、いらないものもあるでしょ? 私がお姑さんにそんなことされたらドン引きだわ。」と一言。
姑は「だってお金がないっていうから……」と食い下がりました。
すると舅が「だったら自分の使い古したものじゃなくて、新しいものか、新しいものを買えるお金を渡してあげなさい!」と一喝してくれたのです。