職場ではさまざまな年代の人が働いています。価値観が異なるのは当たり前のことですが、それを理解できない意固地な人に周りが振り回されるのはたまりませんよね。これは筆者が以前勤務していた職場で実際に起きたエピソードです。

意地悪なベテラン社員

私の職場では多くの女性が働いていましたが、年代はとても幅広く、もっともベテランの女性社員B子は50代の後半でした。この女性は、俗にいう『お局様』を絵に描いたような人。

B子は仕事のミスが多く、陰口が大好き。古い価値観を持っていて、上司だろうが新入社員だろうが誰彼構わず言いたいことを言うので、職場では疎まれた存在でした。

先輩社員の昇進

そんなある日、私がお世話になっていた先輩社員(30代後半の女性)が、実績を認められて昇進することになりました。先輩はとても仕事ができてリーダーシップもある人だったので、同じ部署の女性社員はみんなお祝いムードでした。

その雰囲気をぶち壊したのがB子です。

おそらくB子は、年功序列を常としている人だったので、自分を抜かして後輩が役職に就くことが面白くなかったに違いありません。

「男性を差し置いて役職に就くなんておかしい!」「女性は壁の花なんだから役職についても意味がない!」「どうせ腰かけのくせに!」などと大騒ぎしたのです。

すごい価値観

B子の言っていることは、一昔前の価値観だと皆が思っていました。たしかに以前は男性至上主義のような会社だったとは聞きましたが、今は違います。

実力のある社員は男性・女性にかかわらず評価され、男尊女卑や年功序列ではなくなっているのです。

それを理解できないB子は、急ぎの仕事もせずに大騒ぎを続けていました。