良い関係が築けていたとしても、義実家での親族の集まりは気が重いものです。姑や義家族と折り合いが悪ければさらに苦痛なものになりますよね。これは筆者の友人・K代から聞いた意地悪な義実家とのエピソードです。

意地の悪い義家族

私の義実家は、年に2回のお墓参りを欠かしません。地方に住む舅の兄弟姉妹も集まり、20人以上の大集合をします。

私はこの集まりが大嫌い! 理由は意地悪な姑に加担する義妹や叔母たちがいるからです。姑とは結婚当初からそりが合わず、距離を置いたお付き合いをしています。でも否応なしに集まらなければいけないお墓参りの大集合ほど気が重くなることはありませんでした。

姑のイジメ

ある年のお墓参りの日、いつものように義実家には親族が大集合しました。全員が揃ったところで、そろそろ出発しようかといったときに、姑がいきなり私を呼びつけてこう言ったのです。

「あなたはお留守番ね。ご先祖様に顔見せしたってしょうがないでしょ。ここにあるもの使って構わないから、全員分の食事を用意しておいて。」

夫は姑に頭が上がらないので何も言わず、叔母や義妹は知らんぷり……私はさすがに腹が立ちましたが、姑のイジメはいつものこと。全員分となると20人以上になるのに、買い置きしてある食材は本当に少し。これは買い物に行かなきゃいけないと思っていると、思わぬ人物が助け舟を出してくれたのです。