ある時私が買い物のために街に出ていた時の話です。偶然中学時代の懐かしい友達にばったり出会いました。卒業以来全然会っていなかったため、久々の再会がうれしくて一緒にランチをしたのが、この後の耐えがたい苦悩と苦痛の時間の始まりでした……。
自分のランチ代を支払い、急いで逃げ帰りました。他の同級生に詳しく聞いてみたところ、どうやら彼女はほかの同級生をしらみ潰しに同じ手法で勧誘しているらしく、もはやされていない人の方がいないんじゃないか? のレベルだったよう。あの時偶然会ったように見えたのも、偶然を装うために私の行動を調べられていたらしいと聞いて、ますますぞっとしました。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator:乙野
ltnライター:鈴木まさ美