お年玉は子どもたちにとっては楽しいものですが、大人としては経済的な負担になることもあります。今回は、義理の実家独自のお年玉ルールに振り回された我が家の体験談をご紹介します。

義理の実家の謎ルール「年長者にお年玉?」

義理の実家には、お正月に退職している年長者にお年玉を渡す習慣がある。

私たちが結婚した当初は、義理の両親や親族の叔父・叔母も現役世代だったので、お年玉を渡す相手は義理の祖母だけだった。

そのため「こんな習慣もあるんだ〜」ぐらいにしか思っていなかったのだが……。

数年後、このルールの恐ろしさを実感することになるのだ。

毎年大人12人にお年玉はムリ!

出産してからは、子どもたちにお年玉をもらえるので、義理の祖母へのお年玉の額もそこまで気にしていなかった。

しかし結婚10年をすぎたあたりから、子どものお年玉と年長者に渡すお年玉の額がほぼ一緒になってきたのだ。

それは、義理の両親が退職し、親戚の叔父・叔母も現役を引退し始めたからである。

この時やっと「ん? このままだとヤバくないか?」と気づいた。

実は、義父は7人兄弟・義母は4人兄弟と義理の両親は兄弟姉妹がとても多いのだ。

近い将来祖母も含め、毎年12人の年長者にお年玉を渡すことになってしまう!

収入がたっぷりあるのに! お年玉は本当に必要?

結婚15年目には、親族のほとんどの年長者が現役世代ではなくなってしまった。

計算すると、毎年子どもが受け取る額の3倍以上を親族に渡すハメに!

子どもたちも大きくなって、これからどんどん教育費もかかるのに。

正直、義理の両親も含め退職はしていたが、再雇用されたりアルバイトをしていたりとそれなりに収入はあるのだ。

「お年玉って本当に必要?」と疑問を抱き始めていたころ……。