筆者の友人Aさんは結婚2年目で、夫と二人暮らし。ある日、近所に住む姑がとんでもない言いがかりをつけてきたことで、夫婦仲はズタズタになってしまいます。今回、Aさんの実体験を聞いてきました。

嫁の不倫を疑う姑

Aさんが残業で帰宅が遅くなる日が続いた時のことです。姑が突然家にやってきて、Aさんにこんなことを言い出しました。

「毎日夜遅いけど、どこに行ってるの? もしかして不倫してるんじゃない?」

Aさんは強く否定しましたが、姑は「女は裏切るものよ。最低な嫁だわ」と意味深なことを言って、聞く耳をもってくれませんでした。

夫婦仲まで最悪に

姑との会話を聞いていた夫は、「前から母さんが『Aは不倫してる』って言っていた。信じたくなかったけど、本当みたいだな」とポツリ。

「どうしてお義母さんの言うことばかり信じるの? 今は繁忙期で忙しいって言ってるよね?」とAさんは夫に訴えますが、夫はその言葉を無視して、部屋に閉じこもってしまいました。

夫は一人っ子で、父親はすでに他界。夫が姑を大切に思っているのは分かっていましたが、姑の言うことは全て正しいと思っている所があり、Aさんは不満を抱いていました。

これを機に、夫婦仲は最悪に。会話も交わさないまま、家庭内別居状態に陥ってしまいました。

姑の過去に唖然

それから2週間後、たまたま道で出くわしたご近所さん(姑と同年代)から、「あなた、あそこの家のお嫁さんかい? 毎日大変でしょう?」と声を掛けられたAさん。

意味がよく分からなかったので話を聞くと、「○○さん(姑)は不愛想で、近所に挨拶を全くしない。回覧板もあの家で必ず止まるから、今から文句を言いに行くところだったのよ」とのことでした。

そして、衝撃の事実を口走ったのです。

「実は○○さん、略奪婚だったのよ。前の奥さんはいい人だったんだけどね……」