心のこもったプレゼントはうれしいものですが、「正直これはあんまり……」と思うようなものをいただくこともありますよね。今回は私の友人A子から聞いた、なんでも拾ってくる姑の話を紹介します。

大量の絵本はなんと……

「あ~これね、ゴミ捨て場に置いてあったのよ~! まだ読めるし、いいかな~と思って」と姑。なんと、姑がプレゼントしてくれた絵本はゴミ捨て場に捨ててあったものだったのです。近所のだれかが断捨離したのか大量の絵本や雑誌が捨てられていたらしく、姑は「もったいない精神」ですべての絵本を持って帰ってきたとのことでした。

A子は「え、ゴミ捨て場から!? 本当にやめてほしい」と思ったものの、なかなか姑に面と向かっては言えません。赤ちゃんは本を噛んでしまうこともありますし、いくらかわいい赤ちゃんでも知らない子のよだれまみれの絵本だと思うと、A子は気持ちが悪くなってしまいました。A子は自分の息子が絵本を噛んだりしないように見張っていなければならず……。

姑の行動に夫が激怒!

姑がゴミ捨て場から拾ってきた絵本を子どもに与えたことを知った夫はあきれかえり、姑に説教。自分の息子から説教された姑は、拾ってきた絵本をすべて再度ゴミ捨て場に捨てに行ったそうです。

姑からしたらまだまだ使える(読める)絵本だったのでしょう。良かれと思ってしてくれたことだとは思いますが、なんでも口に入れてしまうような小さい子どもには、拾ってきた絵本は触らせたくないというのが親心。A子の夫が自分の母親をかばうことなく、A子と同じ気持ちで対応してくれたので安心しました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K