家族を裏切って不倫行為を行う男女は、基本的に自分たちのことしか考えられなくなっているため、平気で人を傷つけることをしてくる場合もあります。今回は夫に心を踏みにじられたエピソードを友人が聞かせてくれました。
両親が立て続けに……
友人のA子は結婚して隣県に引越し、夫と暮らしています。
ある年の瀬、A子のところに信じられない連絡が入りました。
なんと、夫婦で旅行していた両親が旅先で事故に遭い、重傷を負ったというのです。
慌てて駆けつけましたが、父はすでに帰らぬ人になっていました。
さらにその2週間後、A子の必死の願いも届かず、母までもが亡くなってしまいました。
夫「俺が全部やってあげるから!」
幼い頃から優しい両親にかわいがられてきたA子は、絶望の淵に……。
しかし、悲しんでいる暇はありません。
A子は1人っ子なので、両親が残した遺産の処理や手続きなど、やらないといけないことが山積みだったのです。
特に気が重かったのは、空き家になってしまった実家の片付けや処分でした。
両親との思い出がたくさんつまった実家には足を踏み入れるのも辛く、なかなか手がつけられません。
そんなA子を見かねて、夫が「俺が全部やってあげるから!」と実家の処理を引き受けてくれました。
なんだかおかしくない?
それから夫は、不動産屋のやりとりなどで留守にすることが増えました。
しかし、いつまでたっても実家の処分は終わりません。
「どれくらい進んでるの?」「いい買い主さんは見つかりそう?」とA子が尋ねても、「なかなか難しくてさ……」と要領をえない返答。
A子は徐々に不信感を募らせていきました。
ある日、夫はなぜか夕方になってから「ちょっとA子の実家に行ってくる!」と言い出しました。「こんな時間に?!」とA子は言いましたが、「不動産屋の担当者と打ち合わせがあってさ」と言い、いそいそと出掛けていく夫。
A子はさすがにおかしいと思い、夫のあとからこっそり実家へと向かいました。